神職の服装

明治になってから現在の神職さんの服装です

 

 

江戸以前は神職全体を管轄する吉田家が決めていていましたが、明治5年の服制大改革、明治27年の「神官神職服制」で正服・略服・斎服の三種になりました。

大祭・中祭・小祭で装束もかわり、階級で色も変わります


巫女

白衣(はくえ/びゃくえ/しらぎぬ)

緋袴(ひばかま)

壇紙(だんし)などで作られた丈長(たけなが)でまとめたり、和紙でまとめた上から水引でしばって髪留めとし、これらを絵元結(えもとゆい)と呼ぶ


千早(ちはや)

巫女が神事を奉仕したり、巫女舞・神楽を舞う場合には千早を上から羽織る

白無地の絹一幅の中央部に縦の切込みを入れただけの貫頭衣スタイル

 

写真は蒲郡雅楽倶楽部さん

裳(も)

女房装束の晴装束で用いられる、後腰に付ける装飾。腰から後ろへトレーン状に棚引かせる布

 

写真はwikipediaより



神楽殿で奉納される有名な舞:浦安の舞

 

1940年(昭和15年)11月10日に開かれる「皇紀二千六百年奉祝会」に合わせ、全国の神社で奉祝臨時祭を行うに当たり、祭典中に奉奏する神楽舞を新たに作ることが立案され、当時の宮内省楽部の楽長である多忠朝が国風歌舞や全国神社に伝わる神楽舞を下地に作曲作舞した神楽舞

 

1933年(昭和8年)の昭和天皇御製

天地(あめつち)の神にぞ祈る朝なぎの海のごとくに波たたぬ世を

が神楽の歌詞


愛知県蒲郡市素盞嗚神社と書いてあったけど、同じ名前の神社が5か所もあってどこなんだろう?

愛知県蒲郡市拾石町向イ34 かな?


参考文献

 

「日本の装束 解剖図巻」八條忠基著 

古代から現在までの代表的な装束が解説されていてわかりやすかったです